あぷりす通信

まずは、被害に遭われている方々に心よりお見舞い申し上げます。

これまで、東北のお客様からも何軒もご注文をいただきました。ご無事でしょうか？

幸い、仙台にいる僕の友人は無事だったそうです。まだ直接連絡はありませんが、共通の友人から情報を貰いました。

ここ、長野県松本も揺れましたが、大きな被害は無かったようです。もちろん、僕たち夫婦、アプリュス共に無事です。

毎日のニュースで、改めて事の重大さを実感しています。短い間でしたが、岩手県三陸町（現大船渡市）に住んでいたこともあるので、釜石や陸前高田他、見覚えのある土地の惨状に言葉もありません。

今、僕自身ここにいて、何も無かったかのようにお店を営業していていいものなのか悩みます。もっと他にすべきことは無いのか？僕自身に何かできる事は無いのか考えてしまいます。

今日、常連のお客様とそのことについて話し合いました。現状で僕達には、心ばかりの義援金を送ることしか出来ません。もちろん、柳井さんや三木谷さんのように高額な寄付ができるほどの経済力はありませんし、家族のいる僕には、今の生活を投げ出してボランティアに出かけることもできません。

「今、できること」を自分の立場からするしかないと思います。今の僕には本当に気持ちだけの寄付しかできませんが、ここからが勝負だと思っています。今回の震災と比べれば、局地的ともいえるあの神戸の震災ですら、復興にあれだけの年月がかかったのです。ここから何年かかるのか・・・

今現在救助を待っている方がまだ大勢いるのに、復興のことを語るのは早すぎるかもしれませんが、「今、できること」そして「これからできること」をしっかりと考えてみたいと思います。今後、被災地では長期にわたっての支援が必要だと思います。今の僕にできることは、ほんの少ししかありませんが、何年かかっても、もっとたくさんの支援ができる自分になれるよう頑張ります。

神戸の震災時も、被害らしい被害をほとんど受けなかった僕は、東北の被災者の方々に気軽に「頑張って」と言える身分ではありません。でもあえて言わせてもらえれば、「頑張って」ではなく「頑張りましょう」と言いたいです。

「頑張ろう神戸」という言葉を掲げ、神戸の人々は本当に頑張って街を復興させたと思っています。日本中からたくさんの支援も頂いて、見事に復活しました。もちろん、被害に遭われて親しい人を亡くされた方々には、軽々しく復興したとは言えませんが・・・

ニュースを見るたび、気持ちの持って行き場に困ります。どれだけ落ち込んでも、実際に被災された方々の気持ちを考えるとやりきれなくなります。代わってあげられるものでもありません。

ならば、僕達にできることは可能な限り支援することだけです。少しでも被災者の方々の力になれるよう、被災地の復興の手助けができるよう、頑張りましょう！

気持ちが高ぶって、えらそうなことを書いてしまいましたが、‘偽善’だろうが‘きれいごと’だろうが、誰かのためになればそれでいいと思います。

僕自身に「いま何ができるのか」「これから何ができるのか」もっと考えようと思います。